緒方敏明

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ことば

  • もれなく、だれしも、こころのなかに森を持っている

  • ぼくは 山のような男に なる

    世界中で いちばん小さな 山になる
    小さすぎて だれも登頂できない 山になる
    ひとまたぎされる 山になる
    踏みつぶされる 山になる

     どうだ
    ぼくは 「山のような男」になるんだぞ!

    ぼくは ニキビより 小さい山になる
    だれにも発見されない 世界最小の山だぞ  えっへん

  • 東京都心部には、
    綺麗な海も無く 広い森も無い   

    なんだか、「買い物」ばかり。

    アートが、鳥や風になれるだろうか

  • アートは、美しいだけでは無くて
    「なんらかの(ふつうの)気づき」の キッカケみたいなものに成れるのではなかろうか、という期待が ぼくには 有ります。

    せめて、焦りや急ぎから「立ち止まる」きっかけというか。

  • 夜に降った雨は「濃紺」。

    夜が、溶けてる。

    昼間の雨は「青い」、
    でしょう?

    そらいろが、溶けているから。

  • なるべく マイペース。
    リラックス。
    自然界循環を体感察知しながら。
    太陽光  月の明かり  潮の満ち引き  重力

    木々や鳥たち
    自然界の人たちによる手づくりのなにか

  • 妄想は、ギリギリ
    そこの体感 視たもの

    それは 内心の現実 
    ぼくの実際

    それを 写実してゆくこと

    脳内に 視えたことを ありのままに 立体描写デッサンする それが ぼくの彫刻

    だから 視えたことしか 具現できてない
    なので あっさりとか シンプルというのでは 無い  

    ありのまま

  • 人間の想像力は、必ずしも 良い方向や 楽しい方向ばかりには向かない。苦しく残酷な恐ろしい方向へも展開する。哀しく切ない方向へも。

    そこを あえて 自己の深淵へと潜行してゆくことで 人間は「真理」を獲得してきたのだと 想う。

    自己内の想像世界は、正義の味方とか、いい人しか登場しない漫画やドラマみたいには 物語らない。妄想というのは、 不条理な、厳しい世界だとおもう。

    そこで、ようやく【自己を発揮】。そうでないと、内心の沈殿の底で 遭難してしまうから。澱のような 膿みのような ねとねとのドロドロの世界で 未帰還に なるから。
    「妄想の飛躍」
    それが、作品になってゆくと おもう(……)

  • 「想像力」って 生きるために 不可欠だって おもう。
    空想、妄想。

    そして、実際的「現実」を どう 「活路」してゆくか??

    妄想の発露が、犯罪や残虐に成らないため、とか、そういう 防止的な意味じゃ無い。
    いつも 後手後手の 禁止禁止禁止の 法律規制 とかでも無くて

    あくまでも 
    前向きな 生きる【活路】として
    先手 だ

    「ぼくら」が 先回りする

    出来事の 前に 居るのが 「想像力」

  • 生きてるうちは

    活きよう

  • 「建物彫刻」は、

    砂漠に埋もれる社会ではなくて

    砂漠からこそ 生まれる なにか

  • アートは、
    「美しい カッコイイ おもしろい」 そのどれかひとつが成されたら成立する

    たいがいの 「日本の現代アーティスト」は、そこらへんを狙ってる。
    市場戦略として 良いと思うけど

    しかし、
    それ以外にも 「世界」の可能性は あるってこと

    その「ポテンシャル」の提示
    それが、アーティストの仕事の使命

    かも

  • ぼくたちは、

    自然界的な「何かしら」を体感したときに  「ふと」思い出すのだと想う。われにかえるのだと思う。
    長らく忘れていた基本的な人間の  

    失ってしまっていた